私たちCDGNはご案内の通り、フィリピン共和国にて長年ボランティア活動を行って参りました。
現在は組織、活動も含めた再編成を行っている最中であります。
これからご紹介するお話は、実際の火災現場における内容です。
それは、3年前の出来ごとであった・・・・。
ある晩、何処からか焦げ臭い匂いが事務所に入り込んで来た。
何かが燃えている様なそんな匂い。
そうこうしていると、近所の住人が事務所に駆け込んで来て「大変です、火災が、大きな火事が・・・」と伝えに来てくれました。
時間は深夜1時を過ぎたころで、ボランティアの団員も事務所に居らず私一人・・・。
兎に角装備を整え、現場に向かうことにしました。
現場に到着すると物凄い黒煙と火炎が激しく噴出しており、まだ消防隊も応援も来てない、これから駆けつけるという状況であった。
火災が起きている建物は、以前は銀行として使われていた建物で、現在は物流の事務所兼倉庫であった。
既に火勢は建物全体に延焼しようとしていたのである・・・・。
※この動画はCDNGが結成される前のボランティア団体当時フィリピンにて撮影した実際の火災現場です。
さて、現場で起きた消火器の不具合・・・・消防設備点検で重要なのが消火器の使用期限で、長い年月が経過した消火器は動画の中であったように、
ゴムが劣化していたり、接続部分が取れてしまったりという事態が起きます。
消防署の指導に従い、点検は確実に!
また、消火器はわずか15秒しか噴射する時間がないことも覚えておいてください。大型の消火器でも最大30秒。
あくまでも初期消火で使用することと、天井まで(およそ2メートル)の高さに燃え上がってしまった場合は直ぐにその場から避難して、消火活動は消防隊に任せて下さい。
燃え広がる火の手・・・火災の恐ろしさは全てを灰にしてしまうのです。
ぜひ火の用心を心がけてください。