top of page

一般人でも使える!屋内消火栓設備

まさか?どうなのかな?とは思っていましたが・・・・・やはりこのことは世に知られていなかったようです!

今は多くの方々がマンション等の集合住宅にお住まいになっておられるかと思います。

お住まいになられている、マンション、仕事で向かう先であるビルなどの建物には必ず屋内消火栓(消火設備)があります。

実はこの屋内消火栓・・・・

マンションやビルなど建物内の「消火栓」は[一般の人が使うものである]ということです。

周辺の関係者などに消火栓の話題を出して話してみたところ、そのほとんどの人が消火栓について「知らない!」という事実が判明しました。

驚くべきことに、消火栓ボックスの下が扉になっていて、そこが開くということも知られていません。

消火栓の、扉を開けても良いってことも知られていません。

いざ火事が発生したら「自分たちで消火栓を使って消火する」ということ自体すら知られていません。

そこで今回は消火栓、つまり一般人でも使える消火栓についてご紹介したいと思います。

「消火栓は消防隊が使うもの」という誤解があります。

建物の中にある消火栓は、一般の人が使うものです。

消防隊や消防団が使うのは、屋外にある消火栓です。

屋内消火栓の中には、40Aという規格のホースが入っています。

消防隊や消防団の使うホースは65Aという物で太く、重く水圧も全然ケタ違いです。

ここで消防法を元に消火栓に関して勉強すると・・・・・。

消火栓には、屋外の地中や道路の脇に設置される屋外消火栓と、消防法の規定によって防火対象物に指定される建築物内に設置される屋内消火栓の2種類の消火栓があります。この2種類の屋内用と屋外用の消火栓の設置基準が大きく異なる点の最大のポイントは、それを扱う使用者と考えても良いと思います。

屋外消火栓

屋外消火栓と言われるものは建築物の外部に設置される消火栓設備で大型の建築物や商業施設等に設置される消火設備のこと。

実際、屋外消火栓設備を使用する大半のケースは消防隊員が消防活動を行う際に利用するケースが大半

屋内消火栓

屋内消火栓の場合、実際の火災発生時に消防隊員が到着するまでの間、消防隊員以外の一般人が消火栓設備を使用するケースも十分考えられている。

その為、簡易的に消火活動が行える設備、わかりやすい消火栓の位置表示、屋外消火栓とは別の配慮がなされている点が大きな違いと言える。

使用に間する実際問題

屋内消火栓1号型と言われる設備は、放水性能が高く、短時間に大量の放水が可能な消火栓設備で、水圧も高く、広範囲の消火活動が可能となっておる点が特徴。

実際問題、一人で消火活動を行うにはホースも想像以上に重く、操作もやや複雑になってしまう。

それに対し、2号型消火栓は1号型と比べると放水性能・消火能力は若干劣るが、操作も簡易的であり一人でも消火活動を実践し易い構造になっている。

屋内消火栓と屋外消火栓の違いでお話しした通り、屋内消火栓は消防隊員以外の一般人も消火栓設備を使用する可能性が高いことが想定されている。

1号消火栓は原則2名以上で操作する消火栓設備で、一人でも操作を容易に行うことが可能な2号消火栓、利便性に合わせ、1号消火栓の消火能力を保持する「易操作性1号消火栓」と呼ばれる1号消火栓もある。

水圧の違いで種類が分かれていること・・・これを覚えておいてください。

扱い方は??

文書で説明するより動画をご覧ください。

※いずれの消火栓も初期消火に用いる設備だということを念頭に非常時には使用してください。

天井にまで達し、延焼が拡大しそうな場合は直ぐにその場から避難してください!

1号消火栓は原則2名以上で操作する消火栓設備

設置設備によって、起動方法が異なる場合がありますので、消火栓に表示されている起動方法をよく確認してください。

実際に消火活動を実践中、火の勢いが弱まらない、または煙が多く息苦しいなどの場合は消火活動よりも避難を最優先することが何よりも大切です。危険を感じたら即避難!

今回は一般人でも使える消火栓についての話題でした。

関連記事

bottom of page